運営雑談10:複合考察

 また1週間おいての更新、と。
 隔週で安定してしまった為、展示会が終わって特化体制が終了してもしばらくはこのペースでの更新になりそうですね。
 ネタが尽きるまではね。
 所で、何か問題が発生したらしいけど……どうかしたの?
 GPの塗装が上手くいかなかったらしく、「一部外装にも不満があるし、ZAOD終わったらバラすかー」という流れになったらしいです。
 ……は?
 完成一ヶ月以内で解体処分?
 いえ、塗装全剥がしの試験運用と同時に、構想していたタイプD/Eに構成を変えるようです。
 という事は、タイプAやタイプCは完全にぽしゃるんだ〜。
 タイプCに関しては完全にタイプEへと統合されてしまいますが、タイプAはタイプDに転用される可能性があります。
 タイプAは結構出来てましたからね。
 頭部は完全にお蔵入りだけどねー。
 ちなみに、塗装剥がしに失敗して関節が溶けても、「何事も経験だ」と考えているようですね。
 ――当然失敗する気はないようですが、失敗しても関節増強すればいいやと本気で考えているようで。
 まぁ、予備パーツの無い翼の関節だけは徹底してバラさないとねー。
 どっちにしても、タイプBの実機はZAODが一期一会、と。
 あら、難しい漢字を知ってるわね。
 追記:羽黒の改二が実装されました。
 装甲板が大徳しています、ありがとうございました〜。
 ……なんか湧いた気がしましたが、気のせいですね。
――本題に入りますが、今回は前回までの考察:装甲・攻撃からの派生品となる雑談となります。
 装甲と攻撃の複合ネタですので、事前に (考察:装甲) (考察:攻撃・前編) (考察:攻撃・後編) を眺めてから読んで頂けると幸いです。
高速ゾイドの装甲
 さて、では始めますが……本HPに置いては、ほぼ全身に複合装甲を配しているセイバータイガーを最良の高速ゾイドと思考しております。
 これは装甲で止められないような大火力はその機動・運動性能で躱し、その弾数故に被弾率が多くなる軽火力は複合装甲でも受けるという設計思想を高く評価した為であり――。
 ロールアウト直後、同機が無敵時代とも言うべき活躍が出来たのはその思想が正しかった結果だと思考しております。
 それに対し、シールドライガーはEシールドによるエネルギー防御にのみ特化しており、通常装甲は殆ど装備しないという極端な思想に走っています。
 これは命中率の高い(=躱し様の無い)レーザー・ビーム系はその特殊能力で無力化し、他の実弾兵器は走って躱せという思想による設計と考えられますが……。
 ……私からすれば「よく運用出来ましたね」と、呆れざるおえません。
 あ、でも私やプリゼアからすると、「頑張って私らの思想に合わせてくれたんだなー」って感じるからね。
 …………被弾したらどうするんですか。
 当たらなければ良いのよ。
 ……さて、では論破していきますが……。
 装甲を配していないという事は、歩兵が持つ小銃でも抜かれるという事です。
 ――え、マジ?
 マジです。
 『小銃の徹甲弾なんて大した威力がない』と考えてしまいがちですが、コレでも『装甲』ではない鋼材は簡単に貫通します。
 その為、非装甲部位の多いシールドライガー(待機中等)が歩兵の集団と遭遇した場合、有効射程内であればどこに当たっても内部機器まで損傷を被ってしまいます。
 それに対し、薄いとはいえほぼ全身に複合装甲を配しているセイバータイガーは余程変な場所に撃ち込まれなければ小銃弾ぐらいではビクともせず――。
 歩兵が持てる最強兵装である無反動砲の直撃にも耐えられる可能性があります。
 つまり、非装甲系は直接戦闘には強いけれど、様々な状況を加味すると直系の後発機開発が止まっているセイバータイガー系にも目があると。
 そういう事です。
 あ、ちょっと話がぶっ飛ぶけど……旧バトストでレッドホーンが歩兵の対ゾイド兵器で撃破(頭部破壊)されているけれど、現代の設定ではもうそんな事は出来ないよ〜。
 あの頃の時代だと、『攻撃力>>>防御力』の状態だったから、戦車とかの陸上兵器の肩身が凄まじく狭かったらしいからねー。
 攻撃側にはHEAT弾頭が量産されていて、防御側には複合装甲が無い状況でしたからね……。
 話を戻すよ〜。
 ……とは言え、非装甲系の最終系に当たるライガーゼロであれば、流石に小銃弾の対策ぐらいはされていると信じたいですが……。
 まぁ、対策が施されてなかったら、バトルストーリー(本編)最後の一幕でライガーゼロ・ファルコンが歩兵達の真上を通った時、同ライガーゼロはお亡くなり(※)になっているけどね〜。
 自分で(※)を補足〜。
 他の非装甲部位もまずいが、腹部は特にまずいよ〜。
高速ゾイドの運用・対抗策の変遷
 サーベルタイガーの設計思想は上記でも述べたとおり戦場に革新を齎し、全体的に鈍足で小型ゾイド中心だった当時のへリック共和国の陸戦ゾイドを殆ど一方的に駆逐しました。
 しかし、国力(=生産力――つまり数))で勝るへリック共和国はサーベルタイガーの『性能』に『戦術』で対抗し、結果としてゼネバス帝国を中央大陸から排除する事に成功した同国は、サーベルタイガーの対応に特化した高速ゾイド、シールドライガーを開発しました。
 その設計思想は上記の通り、実弾系はその機動・運動性能で躱し、対抗種も高速機である事から回避が尚の事難しいレーザー・ビーム系はEシールドで対処するという思想でした。
 こう考えると、シールドライガーの設計思想は対サーベルタイガーに特化していると考えれば、良好な結果を示したと言えますが……。
 特化し過ぎた兵器は使い難いのが常ですので、同機は対ゾイド戦以外では損失が怖くて使えないゾイドになってしまいました。
 まぁ、これに関しては『歩兵部隊や多数の小型ゾイドが居る所には使わない』で対応しているのかもしれないけど――言われてみると、結構面倒よねー。
 ――そして、時は進み……。
 ガイロス帝国の支援を受けたゼネバス帝国が中央大陸に舞い戻った事で、第1次大陸間戦争は再開されます。
 ゼネバス帝国はディメトロドンによる情報の遮断・連携の阻止によってへリック共和国軍の優位性の消失させ、情報遮断による『安全』を前提とし、脆弱なホエールキングを大胆に運用した電撃・奇襲戦略によって帝国は初期の戦線を優位に進めました。
 とは言え、陸戦ゾイドによる対策が行われてしまった以上、セイバータイガーには出現直後の様な無敵時代を実現する力は失われてしまっていましたが――。
 しかし、ゼネバス帝国は同機を強化する事により、再びゾイド戦に置ける優位性を取り戻します。
 その名は――グレートサーベル。
 その方式はシールドライガーと比較して劣る機動・運動性能を同等まで高める事で同機の優位性を消滅させ、尚且つEシールドの対応外兵装であり、同機が最も恐れる実弾兵装――高誘導・高威力の8連ミサイルポッドによって、同機の天敵となる事を目指したと考えられます。
 シールドライガーとの初戦は奇襲であった事から一方的な虐殺によって初勝利を飾ってしまい、その優位性を知らしめる事は叶いませんでしたが――。
 その設計思想から通常のシールドライガーでグレートサーベルに対抗するのは困難であったと考えられ、へリック共和国は即座に対抗策を講じました。
 シールドライガーmkU。
 ――まぁ、結構有名だから、詳しく説明する必要もないかな。
 引き継ぎます。
 ……その外観からも見て判る通り、同機は背に巨大なビーム砲を装備しています。
 これはサーベルタイガーの複合装甲の対応外兵装であり、防御力の低さというデメリットを補うのでは無く、攻撃を受ける前に大火力で同機を撃ち抜いてしまおうという思考が見て取れます。
 この頃のゾイドは両国ともに、自国の機体特性と敵機の機体特性をよく考えて開発・改造しているから変えてて楽しいよね〜。
 後年では、性能の向上による技術革新合戦になっていきますが――第1次中央大陸戦争の頃は、様々な事が深く考えられていたと予測できます。 
 ゾイドが生まれた西暦1980年代の頃に電子専用機が居るぐらいだもんね〜。
 ――今、この世界では聞いてはいけないような言葉が聞こえましたが……。
 …………多分、気のせいですね。
 あと、少し話題から逸れるけど……速攻で消えていったブレードライガーは悲惨と言えば悲惨よね。
 技術革新の加速により、レーザー・ビーム兵器の威力が同機のEシールドの防御適正を超えてしまった為、一代後のライガーゼロが主力となった頃には何と相対しても怖いという悲しい状況になってしまいましたからね……。
デスザウラーまでの大型ゾイドの変遷
 いきなりですが、ゴジュラス、アイアンコング、ウルトラザウルスまでの流れは上記と似たり寄ったりなので、省略します。
 第1次大陸間戦争の代表的なゾイドの説明省略しちゃうんだ!?
 だって……。
 鈍重・頑強・強近接攻撃のゴジュラスが低火力の中・小型ゾイド相手に絶大な優位性を発揮する。
 近接攻撃力・防御力では若干劣るが総合力に優れるアイアンコングが大火力の中・長距離攻撃によってゴジュラスに対して互角以上の戦果を発揮する。
 長きに渡る戦乱を集結させる決戦機としてウルトラザウルスが建造される。
 また、その巨体故にそれまで存在していたゼネバス帝国の新鋭ゾイドへの対抗策も付与される。
 当時ゼネバス帝国最強ゾイドだったアイアンコングを対ウルトラザウルス用ゾイドとして改造する。
 (強化点は、へリック共和国系に乏しい機動性の強化を主とした物)
 対アイアンコング用のゴジュラスmkUであったが、大型榴弾(掠りヒットでもアイアンコングの外装を剥げる為、有効)も運用可能だった事からアイアンコングmkUとも互角の状況となる。
 という流れですからね
 要点を上手く纏めたけど、身も蓋もないわねー。
 ――主題となるデスザウラーに移ります。
 1、複数のゴジュラス(mkU含む)を問題なく撃破出来る事。
 2、当時最強の単一戦力、ウルトラザウルスの攻撃に耐えられる事。
 3、単機での長大な行軍に耐える事。
 4、1体大多数との戦闘を実行可能な事。
 と、ゼネバス帝国が考案した首都攻略作戦の都合上、絶対的に必要な条件が多々あり――当時の技術者達の苦悩が容易に予測できます。
 しかし、彼らはそんな艱難辛苦を乗り越え、ソレを成し得る機体を開発してしまいました。
 上記の項目の説明は 順不同ではありますが下記にて考察と同時に説明していきます。
 さて、そんな超兵器兼後発機であるデスザウラーに対し、直接対決でウルトラザウルスに勝ち目が無いのは目に見えていますが――両機が初めて接触した『首都へ至る橋』の戦いにスポットを当ててみましょう。
 さて、戦闘状況ですが――。
 ウルトラザウルスは首都へと至る川の中に隠れており、警戒しながらも橋を渡ろうとしたデスザウラーに奇襲(タックル)を実行、、水中適正有りという優位性を最大限に生かせる状況へとデスザウラーを叩き込みます。
 ハッキリ言って、これ以上ない位ウルトラザウルスに有利な条件です。
 この状況を更に詳しく説明しますと――。
 ウルトラザウルスの最大脅威である荷電粒子砲を『格闘戦距離』と『水中』という2つで封じ、それでも差のある直接戦闘能力を『水中適正』という状況によって拮抗させています。
 そしてこの時、デスザウラーは主砲の至近射撃による直撃弾を最低でも2発受けていますが、それでもウルトラザウルスはその重装甲を破れませんでした。
 もしも弾頭がAPFSDSでだったら、この一撃で戦闘が終わっていたんだろうけどね〜。
 なぜ貫通できなかったのかを、上記項目の1〜2を交えて説明をします。
 当時のウルトラザウルスに積まれていた弾頭は徹甲榴弾(※)か榴弾であると考えられ、某大佐は同機最強の貫徹力を誇る徹甲榴弾を使用したと思われます。
 ※:本来は対アイアンコング用。
 アイアンコングに対しては至近弾でも結構なダメージになり、直撃したらそれはもう目も当てらない状況になるよ〜。
 しかし、項目2でも述べている通り、単機決戦用の機体が開発時に存在していたへリック共和国軍の主力ゾイドの全ての火器を防げる防御係数としているのは容易に想像できます。
 ちなみに、ゴジュラスmkUのロングレンジバスターキャノンが接射(※)でもデスザウラーの装甲を突破できないのも、上記と同じ理由です。
 ※:アニメでいう、ゼロ距離射撃。
 ……まぁ、HEAT系は弾速で威力が変わらないから、あんまり意味ないけど。
 あんなに太くて長い砲身でブッパされるHEATに耐えれるんだねぇ。
 それが複合装甲の強み――と言うよりも、HEAT弾の弱点ですね。
 なお、プリゼアの言った「APFSDSなら――」の補足ですが、荷電粒子砲の威力がトンデモナイ事もあり、『直接照準出来る距離=ウルトラザウルスが撃破されてしまう距離=徹甲弾での攻撃は最大威力とならない』となる事から ウルトラザウルスが運用できるAPFSDSは開発されなかったと考えられます。
 つまり、ただのウルトラザウルスはデスザウラーに一生勝てなかったって訳ね。
 ゲルマンジー上陸作戦の攻防の時、荷電粒子砲が使用不能なデスザウラーを複数で袋叩きにした時以外ですね。
 あの時のデスザウラーのパイロットは、馬鹿な事をしたものです。
 戦士としては満足な死に様だったと思考できますが、普通に使用すればウルトラザウルスの1体や2体――。
 最大成果ならば十数体居てもまとめて殲滅出来る戦力を、ただの意地で無為に消耗してしまったのですから。
 確かに上陸させてしまえばと危険極まりない状況に追い込まれる状態の様でしたが、どうせ阻止不可能であれば温存し、再起に掛けた方が本国は助かったでしょうに
 個々の人材は優秀でしたが、そんな人員が多かったからこそゼネバス帝国は滅亡したともいえます。
 ……話を『首都へ至る橋』の戦闘状況に戻しまして――。
 キャノン砲による攻撃の結果から、火器による撃破が難しい(※)事を悟った某大佐はデスザウラーに『水中適正』が無い事を突き、水中に押し込む事によって中のパイロットを殺してしまおうという極悪非道な策に打って出ます。
 (※)の補足〜。
 相手が小・中型ゾイドなら、装甲を貫通できなくても被弾衝撃による関節部の過負荷(破壊)が狙えたけど、相手が超大型じゃ流石に無理だからね〜。
 ちょっとエグいけど、責任ある立場としては最善を尽くさないといけないからね……。
 しかし、そこは地力で勝るデスザウラーです。
 搭乗者が水死寸前のかなり危険な状況に陥りましたが、時間を得た事で体勢を取り戻したデスザウラーは、大きく勝る機体出力によってウルトラザウルスの重圧を跳ね除け、首を握り潰す事によって一撃で逆転勝利を決めました。
 ゼネバスとへリックをを象徴する2体の巨大ゾイドが接戦を演じたのはこれが最後で、以降はウルトラザウルスの方が徹底的にデスザウラーを避けた事から、対単数との直接戦闘型の巨大ゾイドマッドサンダーが開発されるまで、デスザウラーは通常戦闘で負けなしの無敵時代に突入しました。
 しかし、5年の長きに渡って正真正銘の無敵時代を築いたデスザウラーも、上記項目3〜4(※)を達成する為に背負ったデメリットによって、ゼネバス帝国を大きく悩ませる事になります。
 (※)の補足〜。
 考えようによっては1〜2も含まれるよ〜。
 『数』で劣るものの『個』で勝るゼネバス帝国の最大の強みは機動戦であり、それはサーベルタイガーは元より、主力ゾイドでありながら機動力にも優れるアイアンコングの存在を考えれれば理解できます。
 しかし、デスザウラーは初期目的を達成する為に非常に頑強ではありましたが同時に鈍足でもあり、それと協同しなくてはならなくなったゼネバス帝国は電撃的な進行が不可能になり(※)、首都を落とされて尚国力で勝るへリック共和国の消耗戦に付き合わされ、徐々に敗走を重ね滅亡の憂き目に遭ってしまいました。
 またまた(※)の補足〜。
 どうしても実施する場合の最大戦力はアイアンコングを使用するしかなく、同ゾイドだけではシールドライガー部隊等にに駆逐される危険性が高くなる為だよ〜。
 ――と、こんな感じでしょうか。
 最後は雑記みたいな感じになったけど、考察系はこれでお終いなんだよね?
 思考している物だと、『第5世代機(第4世代越え)の壁』や『考察・シールド』なんかがあるけれど、しばらくは普通の話になりそうです。
 TOP絵の事とかかな?
 それ以外にも、HP開設後初(たぶん)のZAODが近いから、ここで大規模な展示会報告(本HPバージョン)をぶち上げるかもしれないね〜。



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