防御思想
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防御思想
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装甲配置・形状こそロールアウト当時の運用理論に則った先進的な外観となっていますが、基本的にはゴジュラスと同様の全身装甲仕様を採用していると思考できます。
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と言っても類似点は全身装甲仕様の1点のみで、装甲材を単一部材から複合装甲へと変更した事で軽量化と運用性の向上を図っていると考えるのが妥当ではありますが。
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もしかしたら、対レーザー・ビーム特化装甲を採用してて……ゼネバス帝国製ゾイドに対して凄い優位性を目指していたりするかもしれないんだよね〜。
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……アロザウラーの活躍情報が「敵小型ゾイドを圧倒している」か「大型ゾイドに劣勢で追い込まれている」ものしかない為、装甲部材を含め、どれも予測の範疇を越えないのも事実ですが。
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まぁ、なんにしても――主力ゾイドであるゴドスがサクサク張り倒されるようになってから16年後……遂にヘリック共和国軍は頑強な主力量産ゾイドを獲得したわけね。
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そうなります。
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しかも、従来型より大型化して中型ゾイドになってるから、総合的な耐久力は凄い事になってるよね。
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運用・量産コストも凄い事になっている筈ですが……そこは国力で勝るヘリック共和国が成せる技と言った所でしょうか。
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しかも、第1次、第2次共に首都が落ちている状況で運用しているからねぇ……。
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実は高性能中型ゾイドとは思えない程に生産運用コストが安いのか、ヘリック共和国の生産力がバケモノなのか……予測を確定するには情報が足りない状態となっています。
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両方とも首都が落ちただけ(※)で、山奥の生産拠点が生きていたと考えれば行けるから、多分へリック共和国の生産力が凄い方だろうとは思っているけどね。
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(※)の補足〜。
普通の国ならこの時点で殆ど詰みだよ〜。
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攻撃思想
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攻撃思想
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機体形状がゴジュラスと類似している事から想像が付くけど――。
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基本殴る(噛む)のが主体の近接戦闘型ゾイドだよね〜。
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背部に可動式の連装ビーム砲という最低限度の射撃武装は付いていますが……。
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形状的に射程が足りなさそうですので、寄って殴るか、寄って来たのを殴るのが主な攻撃手段でしょうか。
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しかも機動・運動性能が優秀だから、自分から近づくのは得意みたいで〜。
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基本がゴドスの後継――イコール大型ゾイドの護衛をするのも得意な上、ゴドスよりも断然早いから迎撃も得意、と。
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……運用適性は恐ろしいぐらいに適合している為、如何なる戦場でも大活躍したと考えられます。
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あ、そう言えば……射撃兵装にカウントしていない火炎放射器ってどうなの?
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アレは対歩兵用の極悪兵器ですからね……ゴドスの代わりとして随伴歩兵と行動を共にしたり、ゾイドのみで進撃した際、人道無視な残虐的戦果を発揮したでしょう。
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対ゾイド戦でも牽制位にはなるかしらね。
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動物は本能的に火を恐れるからね〜。
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補足事項
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補足事項
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本項では主に機動・運動性を扱うのですが――スペックや機体特性を鑑みるに、中々に素早いと予想出来ます。
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攻撃面に関しては射程以外は優秀、防御面に関しても大きな問題を発見出来ず、機動・運動性も良好――これだけ隙がないゾイドも珍しいわね。
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まぁ、問題があるとすれば……先にも言った通り生産コストでしょうか。
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小型ゾイド(ゴドスやガンスナイパー系)の後継や代替を、中型ゾイドがやってるんだもんね〜。
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しかし、その存在価値は圧倒的です。
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高次元でバランスが取れているだけに小型ゾイドでの突破は非常に難しく、中型ゾイドでも損害を受けるのは必至。
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被害を最小限にこの機体を排除する為には、大型ゾイドの力を借りたいところですが……。
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当時戦闘ゾイド(大型含む)の配備数はヘリック共和国軍の方が優位である為、ゼネバス帝国としては同機の対処が頭痛の種だったのでしょうね。
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後年のネオゼネバス帝国でも似たようなものね。
――フィーエル。
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同国には正面戦闘が得意な中型ゾイド以下が殆ど居なかった為、頼みの綱は高性能な大型ゾイド群のみ。
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しかし、この頃のへリック共和国軍はアロザウラーをゴジュラスギガの護衛として主に使っていた為――。
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中・小型ゾイド群による包囲殲滅→アロザウラーで阻止。
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大型ゾイドによる正面突破→直接戦闘最強のゴジュラスギガを抜けない。
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――という状況に陥ったと。
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これらが、最初に言った「原動力」の経緯となります。
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