ゾイド考察:ゴジュラス

戦歴考察
戦歴考察
 へリック共和国は元より、ゾイドの看板機として長らく君臨してきたゾイドだね〜。
 その大暴れぷっりは第1次中央大陸戦争(旧バトスト)1巻の大活躍を見て判る通り、ね。
 ――主力として敵機を蹴散らし、決戦で踏みとどまり、潜入ミッションまでこなす……どんだけ大活躍してるんだか。
 しかし、第1次の中盤以降から「有用な戦力ですが、出て来る時は殺られている」を地で行くゾイドとなりました。
 そして、この状況と同じく映像媒体系では不遇な扱いを受けていますが――。
 第4.5世代機以前のゾイドに搭乗しているパイロットから見れば、「出会いたくないゾイド」の上位に名を連ねる機体になると思考します。


防御思想
防御思想
 その設定から察するに、重厚な単一装甲を全身に配した仕様を基本としていると考えています。
 ちなみに本HPでは外装の無秩序な凸凹に関しては、知人さんのHPで示された設定を模倣してて――。
 ソレはゾイドコアが生成した外装代謝物であり、吹っ飛んでも時間が経てば再生する中空装甲、もしくはAPやHE等の低速弾対応装甲と考えているよ〜。
 あと、足の付け根とかの非装甲部位に見える所はフレーム自体に装甲並の強度を持たせていると認識してるけど――。
 これ、一見硬そうに見えるけどあんまり意味がないんだよねぇ……。(※)
(※)の補足だよー。
 フレームは可動部であり、ここが被弾によって曲がったり凹んだりするとスムーズに動かなくなっちゃうから、損傷=損害になるから装甲としての意味は無いんだよ〜。
 エンジンを防弾に使っている様なものですからね……。
 イス○エルの某戦車と違い、被弾しても動き続けなくてはならない主力ゾイドならば表面に装甲が欲しかった所です。
 防御面での総括としては、APやHE、レーザー・ビーム系は表層代謝物で防ぎ、APFSDSやHEATは内装の主装甲で防ぐ仕様であると推察できます。
 あ、レーザー・ビーム系は表層で対応出来るって考えたんだ。
 アイアンコングが出てくるまでは無敵だったという栄光を所持していますからね。
 対応出来ない攻撃手段があったら、そんな事実は発生しません。
 第2次大陸間戦争(平成バトスト)時代はレーザー・ビーム系が全盛の時代だから中盤以降はキッツイけど、第1次の頃はデスザウラー以外のレーザー・ビーム系大火力が少ないからねー。
 対実弾重視の思想は案外大当たりだった訳ね。


攻撃思想
攻撃思想
 長射程の武装を積んでいない事から、攻撃手段は――。
 寄って来た敵機に組み付いて引き千切るか、搭載する補助火器群で迎撃、もしくは頑張って自分から接近して叩き潰す……。
 これら内のどれかとなります。
 巨体と膂力を最大限に生かした戦法だね〜。
 まぁ、逆に言うとソレしか出来ないから遠方からの長距離射撃に徹されたりすると厳しいんだけどねー。
 しかし、その手段――中距離以遠の大火力兵装は元より、近距離でも本機の装甲を突破できるだけの火力が存在しなかった第1次大陸間戦争初期の頃は悪魔の如き実績を叩き出しました。
 その実績……第1次は元より、第2次の中期頃まで有力な戦力で有り続ける事が出来たのは、地味に反応速度が速く、接近戦であれば意外と何でもとっ捕まえて引き千切るだけの運動性能も有している事にあります。
 第2次の中期頃から流行りだした高速戦闘に関しても、結局最後は接近戦だから近づいた所を捕まえてしまえば良かったんだけど――。
 後期頃になってくると射撃兵装の火力がトンデモナイ事になってくるからね……。
 その頃になると流石に厳しいのは最初の方で話した通りですね。


補足事項
補足事項
 ゲーム内の話になるけれど――機動性の低さが夢だったかのように、各種攻撃手段の出が速くなってるよねー。
 重装甲化によって素体よりも大幅に機動性は下がったと考えられますが……俊敏性(=運動性能)が高くなければ肉食獣なんてやっていけないということなのでしょうか。
 まぁ、その機動性――第1次初期の改修前に鈍間メカと蔑まれ、今の仕様になった後も機動性に難ありと言われた所だけど……。
 プレイステーションで出たゲームの走りっぷりを見るに、意外と速いかもしれないという考え方もあるわね。
 あのゲームの最大の見せ場、見ただけでゴジュラスファンを増産するであろう強烈なダッシュだったよねー。
 ……攻撃の寸前で立ち止まるのは大減点だけど。
 まぁ、上記ゲーム通りの走りっぷりを見せられたとしても、小回りが効かないのは事実ですので自分から相手を目指して接近するのは苦手でしょうね。(※)
(※)の補足〜。
 突撃は個体が個体を目指すものではなく、群体が群体に向かって突っ込むのが普通であり、群体に突っ込んでいく以上目標を定めなくても1体ぐらいは攻撃レンジに入ると考えているよー。


総合評価
総合評価
 結論を先に言っちゃえば、良くも悪くも重装甲格闘専用機ね。
 ソレしか出来ないが、その状況下に引き込めば極めて強い……とても単純な機体です。
 バリエーション機――と言うか、多分バージョンアップ型――になるとロングレンジバスターキャノンとか言う無反動か低反動砲が背中に付くけど……。
ゴジュラスの射撃管制能力を鑑みると、いくら射撃安定性や対反動性能が高くても肝心の命中精度がお察しレベルだから、弾種をHEにして突撃支援ぐらいしか出来そうにないんだよねー。
 ……突撃が成功するまで自機の致命弾たり得る遠距離攻撃手段を撃たせなければ勝ちですので、正しい選択であると言えなくはないのですが。
口径が口径だから、HEでも直撃を受けたら行動不能は確実だもんねー。



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