改造ゾイド考察:ライガーゼロ・ガーディアン・AD

開発状況考察
開発状況考察
 特定の国家・組織が開発・運用したという記録が明示されていない事から、本項目の内容は全て装甲板の予測となります。
 まぁ、外観と下記の運用思想から、たぶんへリック共和国製だとは思うけどね。
 使用している装備の転用元が共和国製の機材ばかりですからね……。
 あとは……それ等の装備から、セイスモサウルスが大暴れしていた頃のゾイドだって予想しているんだよね?
 そうなるわね――んじゃ、本項目の開始ね。


防御思想考察
防御思想考察
 行き成りだけど……E・シールドをバトスト仕様にするか、アニメ仕様にするかで特性が激変するゾイドで――今回は両方思考するんだよね?
 はい。
 ……まずはバトスト仕様でしょうか。
 この場合だと――今までの考察通り、使用する兵装がレーザー・ビーム系に特化しているネオゼネバス帝国軍以外には怖くて使えなくなる、と。
 追加の思考要素としましては、本体が可動式の三連装ビームガンを装備している事からFCSの精度次第では対ミサイル防御に優れていると考えられるのですが……。
 全身装甲型でないゾイドの場合、どんなに優秀な実体盾を持っていても重機関砲が怖くなってしまいますからね。
 20ミリなら余裕、40ミリでもギリ耐えられる全身装甲式を装備している状況で、強固で大きな実体盾を装備したりすれば戦場の盾に成れるんだけど……CASでは無理、か。
 ん〜。でも、40ミリに耐える全身装甲って結構難しくない?
 確か、30か40ミリの重機関砲を引っ提げた航空機1機に、十両前後の戦車部隊が壊滅させられた戦史があったような。
 それはそうなのですが……。
 基本的に大火力な惑星Ziの状況下で盾を称するなら、それぐらいは欲しいのよねぇ。
 ……話を切り替えまして、アニメ仕様――設定から察するに、こちらが本来の仕様のようですね――に置いてはトンデモナイ事に成ります。
 私達のHPがバトスト基準だから、今まで思考してなかったけどね〜。
 アニメ版のE・シールドはレーザー・ビーム系は元より実弾系すら防ぐ万能の盾であり、その強度は印加されたエネルギー次第(※)
 (※)の補足〜。
 発信機であるE・シールドジェネレーターは変換効率と上限を決める物と思考しているよ〜。
 んで、本機はそんなE・シールドジェネレーターを10基も装備。
 変換効率は不明だけど、10基もあれば防御上限は無い様なもんだから……あとは元になるエネルギーがどんだけあるか、ね。
 結論としましては……この仕様の場合には防御特化の名に恥じない鉄壁の防御力を発揮出来る機体となる訳です。
 シールドライガーの旧式E・シールドですら抜くのに苦労するっつーのに、ソレと同等かそれ以上の物を10基だもんねー。
 つまり、集中砲火でシールドを貼り続けさせ、ゾイドコアを疲弊させてエネルギー切れにする以外に撃破する術は無いんだね〜。
 ……まぁ、このゾイドの場合ですと、全エネルギーをシールドに回していても黙って突っ立ててはくれませんが。 


攻撃思想考察
攻撃思想考察
 付いてる武装はライガーゼロの素体が積んでる物に加えて――。
 射撃兵装としては可動シールドに装備された3連装ビームガン、格闘兵装としてはエレクトロンソードブレイカーを追加装備していますね。
 さっき話した「黙って突っ立っててくれない」の理由の片割れがここに有るわね。
 どちらかと言えば防衛用に当たる機体と言うには凶悪な格闘兵装が付いていますからね。 
 機体の前足と同等の長さを誇る鈍器(マテ)……武装重量の関係上、細かな動きは出来ない上に負担も多そうだけど、振り回すだけでも相当な脅威よねー。
 とはいえ、射撃兵装は射程が短いと思われるビームガンしかない為、射撃戦は恐らく極めて不利と考えられます。
 ――まぁ、攻撃効率の面を考えれば、単独戦闘には問題を抱えているわね。
 しかも、E・シールドをいっぱい付けている所為でエネルギー負荷が高そうだからね〜。
 殴る事は多くてもビームガンを撃つ機会は結構少なそうよね。
 とは言え、運用コンセプトが「味方を守る盾」である事を考えれば……そう言った問題も致し方ないと言えます。
 つーよりも、下のと併せると「みんなと一緒に行動しつつ、殴りに行った方が良いんじゃないの?」と錯覚させる程の総合性能の方が問題ね。


補足考察
補足考察
 補足と言いつつ機動・運動性能をよく語るのがこの項目で――さっき言った「黙って突っ立っててくれない」ネタのもう片割れ、エネルギーに依存しない推進力が主題ね。
 自分と同じかそれ以上の重量物を纏った状態……合計150t弱の機体を530km/hにまで増速させる4基の大型イオンブースターが今回のこの項目での中心であり――。
 今までのネタは、「イオンブースターは機体のエネルギーを殆ど消費しない」→「敵の集中砲火をE・シールドで防いででエネルギーがカツカツの状態でも機体を飛ばせる」→「攻撃中の敵機に突撃、撃破」が出来るって訳ね。
 話が前後するけど、バトスト版なら対エネルギー兵器無双の盾、アニメ版なら無敵の盾が弾丸の様に突っ込んでくるんだからね〜。
 ぶっちゃけ、アニメ版のこの子は(エネルギーが持つ限り)恐怖以外の何物でもないわよ。
 唯一の問題は……大型装備を脚部駆動部にも装備している都合上、機動性能は外部推進機頼りと考えられますので、推進器の燃料が尽きたら機動・運動性の面で相当厳しい状況に立たされると思える点でしょうか。
 その辺の問題はライガーゼロ・ファルコンと似たような感じね。
 脚部は旋回・制動の為だけの機構……開発時期も似たような頃だと考えてるから、この頃の流行りなのかな?
 他に重要なのは……改造機なんだけど、意外と普及パーツを転用しているから、整備性が高そうなのも強みかしら?
 消耗率が高めの前衛機だから、整備の人はきっと凄く助かるよね〜。
 そうそう――って、ラフィー?
 なに、その顔?
 …………兵站に関わる事をゼフィーが口にするのは珍しいですね。
 うわ、失礼な事言われた気がする。


総合性能考察
総合性能考察
 一言で言うなら――バトスト仕様だと用途限定の特殊戦型、アニメ仕様だと題目通りの盾のCASになるかしらね。
 一応大型ゾイドに分類されるシールドライガーでも苦労するE・シールドを10基も運用できるのかな〜、って疑問に思った事もあったけど……。
 レーザーブレードとE・シールドという大電力消費物を同時に多数展開出来るシュナイダーやドラムコンデンサーの助けがあるものの、これまた大電力を必要とする電撃の連続照射を使えるらしいイクスなんかを運用できるライガーゼロのコアは、結構馬鹿力(※)っぽいからねぇ。
(※)の補足〜。
 エネルギー転換元と言う意味だよ〜。
 ――まぁ、稼働時間には問題があるだろうけど。
 バトスト仕様ですと対実弾防御にも問題が発生すると思考していますが――。
 それに関しても、バトスト仕様ならセイスモキラーになって、アニメ仕様ならソレを包括した鈍足キラーなるってだけの話だからねぇ……。
 用途の幅は違いますが、どちらにしてもZAC2109年頃のヘリック共和国軍が欲してやまない戦力である事は間違いありません。



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