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ヴァルハライザー
機体解説

ヴァルハライザー
ワイバーン型
全長・全高・重量・最高速度:不明

武装
胸部大口径ビーム砲『レギンレイヴ』
クローアーム『ヘルヴォル』『アルヴィト』(左右両翼)

装備
磁力流制御推進システム『ノルニル』

所属:古き風の音(実質的にフリー)

搭乗者
ティオ・ルタナ・ニーヴ
イリアス

機体解説
 第二次大陸間戦争終結後の時代に、フリーで活動するトレジャーハンターの少年『ティオ・ルタナ・ニーヴ』がテュルク大陸の古代遺跡で発見したワイバーン型ゾイド。惑星Ziへの地球人来訪よりはるか前、『古代ゾイド人』と呼ばれる人種の文明が栄えていた時代に誕生したゾイドである。
 当時のテュルク、ニクス両大陸を統治していた『トローヤ王朝』の守護竜であり、旗機である『ブラウリッター』と対になる存在として開発された。両者は同じ古代種のゾイドコアから発生したコアを持つが、ヴァルハライザーは発生段階で遺伝子レベルの調整が施され、トローヤ王朝全軍の指揮機であるため集団戦闘・管制能力に重きを置いている姉妹機ブラウリッターとは異なり単機での戦闘力を追及して開発された背景を持つ。
 最大の特徴は、多くの飛行ゾイドが持つ『マグネッサーウィング』の思想をさらに推し進めた『磁力流制御推進システム』を搭載している点である。これは文字通り、自機周辺の磁力の流れを積極的に制御、操作する事で、通常のマグネッサーシステムと比較してより繊細かつ大胆な戦闘機動を可能とするシステムであり、端的に言ってしまえば自機の周辺に限定的な磁気嵐を発生させているのと同義である。
 これにより(主翼には通常の磁気推進装置も搭載されてはいるが)翼に頼らない飛行能力を得たヴァルハライザー特有の装備に、主翼を変形させて使用する格闘武器、クローアーム『ヘルヴォル』と『アルヴィト』が存在する。使用時には四枚羽のシルエットが一変し、さながら異形の怪物のような姿へと変貌する。
 他、中遠距離用の武器として胸部に大口径ビーム砲『レギンレイヴ』を搭載。ゾイドコア並びにメインジェネレーターに直結された武装であるため高威力だが、空対空兵器としては些かオーバーパワーである。
 古代ゾイド人文明の崩壊からティオ・ルタナ・ニーヴに発見されるまでの去就は不明だが、西方大陸戦争直前の時期にニクス大陸での目撃情報もあり、またその際には現所有者であるティオのパートナーを名乗る少女『イリアス』に良く似た人物が同時に目撃されているなど、未だ謎が多いゾイドである。
 現在、表向きは古代遺物の保護管理を目的とした民間財団『古き風の音』の管理下にあるヴァルハライザーだが、搭乗者のティオ並びにイリアスの両名は共に財団の正規メンバーではない。そのため実質の所属はフリーであり、今後は意外な所でその姿を見る事になるかも知れないだろう。


製作者コメント
 自作ゾイドSS『ストラトス・フォール』に登場するゾイドを、ミキシングのような方法で製作しました。色々と粗が多いですが、主役機なので作者の思い入れは強いです(汗


ホームページコメント
 滝上さんから希少な航空ゾイドを頂きました。
 スペックが軒並み伏せられていますが、従来型の航空ゾイドを凌駕する空戦ゾイドです。
 もう一年近く前になってしまいますが、アリーナの2次作品(文章)ではお世話になりました。
 滝上さん、御投稿、ありがとうございました。



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