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アニマウルぺス
機体解説
機体名 : Anima vulpes
用途  : 攻撃、対機甲、対ゾイド、索敵、情報収集
全高  : 9.9m(武装含む)
全長  : 19.2m(尻尾含む)
重量  : 53t
最高速度: 490km(瞬間的になら550kmまで出せる)

形式番号: LCXX-001


射撃武装:マルチビームキャンユニット
:AZ-65mm大型ガトリング 
      :AZ-300mmロングレンジキャノン
:試作型プラズマスマッシャー(口腔内)           

近接武装:レーザーファング(牙)
      :ストライクレーザークロー改(足爪)
      :テイルアサルトブレード(腰部尻尾)

特殊装備:ジャミングディスペンサー(後ろ足部)×2
      :高感度センサー(前脚部)×2
      :光学迷彩装置
      :A・R・S(Auto・Reaction・System) 
      :マルチコントロールテイル(尻尾)

防御系装備:Eシールド発生器(前腕部×2<小>胴体部×1<大> 尾部×1<大>)
       :特殊塗装装甲(装甲部)


「機体概要」:

 機体の構成自体もL.C.Factory主任ロゼット・コダールの手により試作兵装を数多く搭載した実験機となっている。

 そもそも戦闘用の機体ではなくロゼット個人のフィールドワーク用の機体として作成されている。

 その為、野性ゾイドの観察を行い易くする為に高い隠密性能と高感度センサー更に電子戦装備を搭載している。

 民間にまことしやかに伝わるミラージュフォックスと言われる狐型ゾイドをロゼットなりに再現した機体ともいえる。

 バニッシュラプターのコンセプトも継承しておりハードポイントに接続できればどの機種・国・の開発武装であろうともコンバットシステムの微調整で使用可能な程の高い武装選択の幅を持っている、その為、武装試験機としても使用されている機体となっている。

 フレーム、一部の装甲、電装部品、等多くのパーツをLCメタルと言われる特殊精製合金群で作製されており高い性能を持つ。
(LCメタルについては別紙参照)
 又、LCメタルの恩恵により機体サイズの割りに重量が軽い機体となっている。

 ただし欠点として特殊実験機であるが故メンテナンスがし辛いディメリットも併せ持っている
 ※消耗パーツの大部分は市場で出回っているパーツと互換性が有るが、重要パーツやメインフレームなどは職人の一点ものの様なパーツなので、入手困難。


 全身に大小合わせて4基のEシールド発生器を搭載しており特殊塗装装甲と相まって高い防御力を本機に与えている。


「武装」 射撃系:


マルチビームキャノンユニット
 背部ハードポイントに接続される特殊武装。ブレードライガーに追加装備されるアタックブースターユニットをロゼットなりの理論で再構成した武装。
 破壊力が高くブレードライガークラスのEシールドなら余裕で貫通できるが、弾速がやや遅く連射が効かない為、上記の高密度ビームキャノンと、貫通力と弾速が早く連射も効くが出力自体はいたって平凡な収束ビーム、更にレイアウトEシールドと言われる特殊Eシールド発生器とで構成されている複合武装。
 ※レイアウトEシールドは後述


AZ-65mm大型ガトリングガン
 背部ハードポイントに接続される武装、大口径弾を高速連射するガトリング。これと言った特殊な武装ではないが大口径弾で厚い弾幕を形成できる為制圧力が高い。


AZ-300mmロングレンジキャノン
 背部ハードポイントに接続される武装。ゴジュラス等の大型ゾイドクラスの大口径キャノン。マグネッサーシステムを応用した射撃機構で通常のキャノンよりも弾速が速く命中精度が高い。
 有効射程はおよそ8km程。


試作型プラズマスマッシャー
 口腔内に装備されている本機最大威力を誇る武装。プラズマカノン系で得られたデーターを元に荷電粒子砲に変わる兵装としてロゼットが開発したもの。
 外気を取り込み高圧縮プラズマ化した光弾を撃ちだす。荷電粒子砲に比べて速射が出来、射撃時の反動も小さく撃つ瞬簡に角度の変更も可能等メリットも大きいがディメリットも大きく斬り撃ち等、照射型が不可な上実装させるのに莫大なゾイドコア出力が必要で現状本機以外で装備が不可となっている。

 最大出力でジェノブレイカーの収束荷電粒子砲と同等の威力であるが、試作型の為それでも本来の出力の半分以下となっている。



「武装」近接系:


レーザーファング
 頭部の牙に装備されている格闘武装。特別な機能は無いが、素材とEN伝導率が向上されており本機のゾイドコア出力も相まって高い攻撃力を持つ。


ストライクレーザークロー改
 脚部爪部分に装備されている格闘武装。レーザー伝導率の高い素材とLCメタルの併用で極めて高い出力と耐久性を両立させている。
 L.C.Factoryにて開発されるEN武装の中で最高出力である紫色のレーザー光を持つ。
※L.C.FactoryにおけるEN系武装の出力と色の関係
  低            →                  高い
 黄色   →    橙(オレンジ)   →    赤   →    紫


テイルアサルトブレード
 腰部尻尾部先端に装備されている射出型近接武装。L.Cメタルを使用した実体ブレードと人工筋肉技術を応用したワイヤーで構成されており、強靭かつ俊敏に標的を射抜く。
 ワイヤーの長さは機体全長の約二倍程度、刀身部分には光学迷彩機能を備えており不可視状態での奇襲が可能となっている。


特殊装備:


ジャミングディスペンサー
 後ろ足側面に一対装備されている特殊装備。バニッシュラプターのジャミングミサイルと同系統の電子かく乱粒子を散布する装備。尾部のマルチコントロールテイルにより広範囲に効率よく粒子の散布が可能となっている。
 かく乱粒子は光学・赤外線・音紋に加えて射撃FCSまでも機能障害を起こし、各センサーの更新速度をランダムに阻害しFCSのロックオン速度の遅延などの障害を発生させる。
 効果範囲は半径250m、粒子貯蔵量は最大で180秒間ジャミングフィールドの形成が可能となっている。


高感度センサー
 前脚装甲内に装備されている高感度センサー。最大10kmまで見通す事が出来、1〜15倍までのズームが可能となってる。
 光学の他に赤外線・紫外線・放射線等切り替えor複合させることが可能。
 射撃系FCSと連動させる事により高精度での狙撃が可能であるが、そもそも本機はロゼットのフィールドワーク用の機体であるため野生ゾイドの生態観察や鉱物資源の調査などに使用されている。


光学迷彩装置
 ヘルキャットやライガーゼロイクス等に装備されている光学隠蔽装置。本機のはバニッシュラプターに装備されているものを下地に製作されている。
 本機の高いコア出力と演算機能により少々の雨天時でも使用可能となっている。
(豪雨やスコール時は×)


A・R・S(Auto・Reaction・System)オート・リアクション・システム
 決してゾイド乗りとしての腕が高くないロゼットをサポートする為に考案されたシステム。別装備で考案中のゾイドに特定の動き(モーション)を記憶させ単機で高度な連携を可能とさせるというシステムを雛形に構築されている。
 一流のゾイド乗りの動きを記憶させ攻撃時や回避時に任意で選択、若しくはゾイド本体が必要と判断した時にそれぞれのモーションを行う。
 当然一流のゾイド乗りのマニューバは一般兵などにとっては急激なGによる身体的な負担を強いるためコックピットにはマグネッサーシステムを応用した対Gシートが採用されている。

 余談であるが、モーションを担当したファルナによれば「こんな子供だましが通用するのはせいぜいが二流まで」とのコメントを残している。
 とはいえオーガノイドやそれに近しいパイロットサポートシステムがほぼ存在しない現状では有効なシステムといえるが、そもそもゾイドに高度な知能(戦術を認識できる下地)を要求する物であり、このシステムが実装可能なゾイド自体が希少である。


マルチコントロールテイル
 冷却機能とジャミング粒子を効果的に散布させる機能、光学迷彩のコントロール、機体バランサーなど本機の要と言っても良い部分。
 それゆえに弱点とも言えるので防御の為にEシールド発生器が組み込まれている。
 尻尾部分は通常折りたたまれており、各機能を使用する際に展開され冷却機能として紫色のエフェクトが発生する。


防御系装備
 Eシールド発生器(レイアウトEシールド含む)
 通常大小合わせて4基のEシールド発生器を持つ本機であるが、それぞれのEシールド発生器は互いに連動しており小サイズの発生器であっても高出力のシールドを展開できるようになっている。
 本機のシールドはライガー系等に装備されている機体半分を覆うタイプのシールドでは無く、六角形板のようなシールドを組み合わせた形状のシールドを展開する。通常は機体周囲数メートルに展開されるが、マルチビームキャノンユニット装備時にはレイアウトEシールドが使用可能となる。
 レイアウトEシールドは通常のシールド展開に加え、機体周囲50mの任意の座標にEシールドを展開出来、上手く使用すればシールドを貼りつつ射撃やシールドその物をぶつけて敵機体を足止めする等戦術の幅を広げられる武装。しかしながら今だ試作段階であり、効果時間は僅か10秒ほど、同時展開できるのも1ユニットにつき2枚(左右合わせて4枚)までとまだまだ課題が残る装備でもある。


特殊塗装装甲
 本機に装備されている特殊塗料でペイントされた装甲。装甲材として精製したL.Cメタルは非常に優れているが反面、精製時間やコストなどディメリットの方も無視できない要因となっている・・・なので装甲材として精製したL.Cメタルを粉末状にし、塗料として使用することでコストと精製時間の減少を狙ったもの。
 本機の装甲材はエルワチウムゼロと同じ系統の軽量装甲であるが本塗料を塗ることで防御能力を30%程向上させる事に成功した。
 L.Cメタル装甲に比べれば遥かに見劣りするが、塗料のお陰で熱(EN含む)・衝撃・貫通等全ての属性に対しての耐性が向上している。
※L.Cメタルは金属探知機に引っかかりにくい特性を持っているため若干のステルス機能が向上している。
 しかしながら量産機に使用するにはまだまだ問題が多く、本機以外での採用は見送られている。

L.C.メタル
 ロゼットが祖父やその先代から受け継いだ技術を元に開発した素材、ロゼットの技術者としての集大成とも言える物。
 L.C.メタルと名称されているが特定の物質の事ではなくロゼット・コダールの開発した「特殊精製合金群」のことを指す。
 ある特殊な状況下で精錬精製する合金であり精製次第で複数の特性を付与したり、単一の特性に特化させたりする事が可能、加えて金属探知機に検地され難い特性を持っているためこの合金を使用した場合、ステルス機能が向上する。
 装甲材として精製した場合、古代チタニウム合金と同等の強度を持ちながら対EN、対衝撃、耐熱などほぼすべての環境、攻撃に対して高い耐性を有しており、またその重量も古代チタニウム合金の半分程度であるなど、本来複数のマテリアルを使用しなければならない装甲材の問題をこの素材一つでクリアできてしまう。
 装甲材は元よりフレーム素材や各種センサー類に使われる導電体等・・・・その使用範囲は多岐にわたり万能素材といえるこのL.C.メタルであるが幾つかの致命的欠点が存在する。
1) 単純にコストが古代チタニウム合金の約1.5倍
2) 製造(精製)に莫大な時間が必要
3) 製造(精製)だけでなく加工するのにも特殊な知識と経験そして高い加工スキルが必要
4) 大型ラボ等で大量生産すると純度が大幅に低下する
 以上の問題点が存在する。
 1の問題点は最悪エース用少数量産機などに使用を限定するなどすればクリア可能といえるが2〜4の問題点は致命的である。
 4の大量生産すると純度が低下するのはこのL.C.メタルが特殊な条件下で精製させるという製造方法が関係しており、精製過程での様々な状況下でその都度オペレーターによる微調整が必要な為コンピューター等による大量精製ではその純度が維持できない為。
 3の問題点は↑の問題に関係しており、大型ゾイド一機分のメインフレーム作成に必要なL.C.メタルを精製するのに約1年程度(大体300日程)かかってしまう。


コメント

自分なりのミラージュフォックスですが・・・・気が付いたらこんな感じにw
設定上古代種ゾイドになります。



ホームページコメント
 紙白さんのは相変わらず綺麗ね。
 その上、作品を重ねる毎に新技術を混ぜてきますので、見応えがあります。
 ワイヤーアクションに新型エフェクトパーツだね〜。
 次はどんな事になっちゃうだろうねー。
 今からとても楽しみです。
 ご投稿、ありがとうございました。



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